国公立医学部の大穴>裏ワザの裏ワザ!秘策あり!

■合格率を100%に近づける「地元枠」を知ろう!!

地元枠について知ろう

地元枠入試というのは、入試において合格者枠のうち何名かを
その大学がある土地出身や在住している人を最優先に合格させるといったシステムです。
医学部にも地元枠というのは存在します。
これは将来その大学のある県で働いてくれる（できれば骨をうずめてくれる）
地域の医師を育成、確保したいという、その県の方針から作られた制度です。

地域枠がある県というのは、得てして田舎、過疎地域が多く、
深刻な医師不足の問題を抱えている、と理解すればいいでしょう。
だから他の県から合格者を取って卒業すれば県外へ出て行かれるよりは、
地元出身や在住の受験生を有難がり、大切にします。
医学部推薦入試（特別選抜）の４つの大学のうち、
実は秋田大学と佐賀大学がこの地元枠入試を実施しています。

例えば佐賀大学、合格者枠２５名とありますが、
その内８名は佐賀県内卒業見込みの高校生の占有枠で
残り１７名の枠を佐賀県を含めた全国の高卒見込み生の合格枠ということになります。
圧倒的に地元佐賀びいきの推薦入試とわかっていただけるでしょうか。

そう、地元枠に該当するだけで、医学部推薦入試は断然有利になるわけです。
数字で考えてみましょう。
０６年の佐賀大学の推薦入試受験者数は８６名。全国４７都道府県から
均一に一県約２名が佐賀大学に出願しているという風に単純に考えます。
（もちろん県により実際は偏りがあるでしょうけど）
佐賀県地元枠合格者枠は８名。
単純に平均一県２名の出願のところ佐賀だけが突出して８名も出願しているでしょうか。